韓国戸籍の取得マニュアル【2025年版】〜韓国領事館での手続き・必要書類〜

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在日コリアンや、過去に韓国から日本に帰化した方にとって、自身や親の韓国戸籍を取得するのはかなり難しいと思います。

この記事では、韓国領事館での韓国戸籍取得の方法を最新状況を踏まえて、詳しく紹介いたします。

韓国の戸籍の種類は?

韓国の戸籍制度は2008年に「家族関係登録制度」が施行されて大きく変化しています。

戸籍書類として取得するものは、大きく分けて2007年以前の「除籍謄本」と2008年以降の「家族関係等証明書 (5種類)」となります。

詳しくはこちらの記事『在日コリアンの相続・結婚には韓国から戸籍の取り寄せが必要?』をご参照ください。

どこで取得申請するの?

韓国戸籍は、日本に10ヶ所ある「韓国領事館」で取得できます。中でも次の3ヶ所については、管轄地域を問わず全国対応で、また、申請資料さえ揃っていれば即日交付が可能となっています。

  • 大使館領事部 (東京都港区南麻布) ※近くに別棟で「大使館」があり、間違えると7分のロスになります!
  • 大阪総領事館 (大阪市中央区西心斎橋)
  • 福岡総領事館 (福岡市中央区地行浜)

領事館の一覧は『略史及び管轄地域』をご参照ください。

申請に必要な資料は?

共通で必要なもの

申請者が本人の場合

  • 申請者の身分証 … 特別永住者証明書、パスポート、運転免許証などの実物とコピー

申請者が親族 (配偶者、子、両親に限る) の場合

  • 本人と申請人との関係がわかる書類 … 申請人が対象者の子なら、出生届の届出記載事項証明書などが該当します。また、日本の書類はいずれも韓国語訳を要求される可能性があります。
  • 申請者の身分証 … 特別永住者証明書、パスポート、運転免許証などの実物とコピー

申請者が代理人 (行政書士) の場合

本人または親族が帰化している場合

  • 日本の戸籍謄本 … 帰化した事実が記載されている戸籍(除籍)謄本 (発行3ヶ月以内) が必要となります。また、日本の書類はいずれも韓国語訳を要求される可能性があります。

親養子入養関係証明書を取得したい場合 (特殊ケース)

親養子とは日本で言う特別養子縁組のことです。婚姻届はもちろん、相続においても親養子入養関係証明書が必要となるケースはまずないと考えますが、どうしても必要になった場合には、以下を確認してください。

  • 本人または本人の委任状を受けた代理人が取得可能です。
  • 本人が死亡している場合は、相続財産の証明 (本人名義の不動産登記簿謄本または残高の残っている預貯金通帳) を提出することで、被相続人または被相続人の委任状を受けた代理人が取得できます。

申請取得のステップ

訪問予約 (代理申請の場合)

行政書士が代理申請する場合は、事前に訪問を予約する必要があります (個人の方で、当日の窓口で待つのが苦にならない場合は、予約がなくても大丈夫かと思います)。

予約はこちらのサイト『재외동포 365민원포털 (在外同胞365行政サービスポータル)』の中段右のカレンダーアイコン『재외공관 방문예약 (在外公館訪問予約)』から。韓国語が全くできない方には厳しいと思いますが…。

入館から申請窓口まで (東京の大使館領事部の場合)

ちなみに、領事館の建物の中は、ウィーン条約に基づき日本の警察も許可なく立ち入れない場所です。緊張感が漂いますが、頑張って入ってみましょう。

  1. 建物に入ると、守衛職員から訪問目的を聞かれますので、「家族関係証明書の取得申請です」と答えましょう (日本語で大丈夫です)。
  2. 空港のような金属探知ゲートを通る必要があり、手荷物も検査されます。
  3. ゲートを越えたら、入館受付カウンターの訪問者受付簿に、時刻、氏名、国籍、目的 (レ点でチェック) を記入します (日本語で大丈夫です)。
  4. 2階にと案内されるので階段を上がり、その階の総合受付カウンターで目的を伝えて (日本語で大丈夫です)、身分証を提示し、受付番号札をもらいます。なお、予約訪問の場合は番号札はもらえません。
  5. 総合受付カウンターの横に印紙の自動販売機があることを確認しておいてください。
  6. 8つほどある窓口の奥から3つが戸籍関係の窓口です。受付番号か名前が呼ばれるまで窓口近くのベンチで待ちます。

申請窓口にて

  1. 呼ばれたら申請窓口に進みます。職員の方も日本語は通じますが、私は「안녕하세요 (アンニョンハセヨ)」だけでも話すようにしています。
  2. 用意していた申請書と書類をカウンター越しに渡します。
  3. 流暢でない日本語で質問されるかもしれませんが、分かったふりをせずに、しっかり聞いてお答えしましょう。
  4. 質疑が終われば、コンピュータで戸籍情報の検索をする間、10分かそれ以上待つことになります。
  5. 書類の発行準備ができたら再度呼ばれて、「16番の印紙を7枚買ってください」などと指示されますので、総合受付の横にある自動販売機で、指定されたボタン番号と枚数に従って印紙を買ってください。領収書の発行もできますが、ボタン操作を間違えると失敗します (実体験です)。
    ちなみに戸籍関係の取得は16番のボタン、1通につき130円です。タッチ決済などは使えないので現金の準備も必要ですね。
  6. 購入した印紙を持って先ほどの申請窓口で声をかけます。その場で印紙と交換で、ついに戸籍書類を受け取ります。
  7. ベンチに戻って、念のために、発行された戸籍書類が正しいかを確認しましょう。
  8. 帰りは何のチェックもありません。黙って1階に降りて、守衛さんに会釈して建物の外に出たらミッション完遂です。

まとめ

韓国戸籍の取得手続きの流れがお分かりいただけたと思いますが、それでも、「書類準備や領事館での手続きが難しい…」と感じられる方も多いのではないでしょうか?

  • 「韓国語がわからず必要書類の準備が無理…」
  • 「領事館の窓口で質問されるかと思うと不安…」
  • 「何度も領事館に足を運ぶのは大変…」

こうしたお悩みがある方は、ぜひ当事務所にご相談ください!

当事務所では、行政書士が韓国語での申請書の作成、代理申請を行い、スムーズに韓国戸籍を取得できるようサポートいたします。また、韓国戸籍の取得だけでなく、書類の翻訳 (韓→日、日→韓) も対応可能です。

「自分で申請するのは大変そう…」と感じたら、迷わずご依頼ください!

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